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タイトボンドⅢ

タイトボンドⅢという接着剤のレビューです。

米国フランクリン社の木工用接着剤で耐水性があるということで使用してみました。
紙を接着することの使用感はよく売られている木工用ボンドとそんなに変わらないと思います、
速乾性のものと比べると乾くまでの時間は少し遅く感じます。

左が木工用ボンド(速乾) 右がタイトボンドⅢ

木工用ボンドとタイトボンドⅢを比べてみました。
左は速乾タイプの木工用ボンドなので粘土が高く傾けても垂れてきたりしません、タイトボンドⅢの方はすぐに垂れました。水分量の違いは木工用45%タイトボンド48%の違いもありますが原料の違いも関係してそうです。

1日放置した結果です大体24時間で最大強度になるらしいです。
木工用はほぼ透明。タイトボンドⅢは薄い茶色です。
硬さは木工用は爪で押すと凹む程度、タイトボンドⅢは爪程度では凹みませんでした。
タイトボンドⅢはヤスリで削ることもできるらしいので硬度はあるようです。

耐水性を確かめるために6時間程度、水につけてみました。
木工用は触ってみると表面が削れてしまい耐水性はありませんでした、もともとメーカーサイトにも表記してありましたが確認のためにやってみました。
タイトボンドⅢのほうは色は変わってますが触った感じ変化はなかったです、こちらも表記通り耐水性があるようでした。ペーパークラフトは水に濡れることは想定外なのでそこまで耐水性が必要ではありませんが。
FDA(アメリカ食品薬品局)の基準をクリアしているので安全性も高いです、木工用ボンドも有害なものは殆どないとは思います。

総評としてはペーパークラフトに使用するのには悪くないと思います。
瞬間接着剤は強力ですが修正や安全性に難があると感じます。
初心者にはおススメできると思います、木工用ボンドとの違いはそんなにありませんが硬化後の強度はタイトボンドⅢの方があるので加重がかかる部分では有効です。
値段が100グラムで換算すると3倍くらい違いますが性能の違いはそこまでないですので好みのほうを使用いただければと思います。

この先は細かい使用法の説明です。
タイトボンドⅢはオープンタイム(塗ってから放置する時間)が8~10分設定してあります。
その時間放置してから張ることがメーカーの推奨になっています。
紙を接着する時はそこまで時間を置く必要はないですがくっつき難い時は時間少し取ってから接着するとよいとおもいます。
もうひとつクローズドタイム(ある程度の接着力を発揮する時間)が20から25分あります。
ペーパークラフトでも張ってから5分くらいは放置すると剥がれ難くなります。

時間はかかりますがその分修正できる利点を利用してより良いペーパークラフトが制作できる助けになればと思います。


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