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大日如来坐像の装身具について

大日如来坐像の上半身、手、下半身、頭を接着しても装身具の装着に支障がないかというご質問をいただきました。本では詳しく説明できていなかったので改めて解説できたらと思います。
始めに上半身、手、下半身、頭を接着してしますと装身具の脱着が出来なくなるので注意してください。

二の腕の腕輪はどこにも干渉しないのでいつ接着してもかまいません。

手と上半身を接着すると手首の腕輪が脱着できなくなります。
それ以外の影響はほとんどありません。

頭と上半身を接着してしまうと宝冠が接着できなくなってしまうので先に宝冠と頭を接着します。

上半身と下半身の接着をすると殆ど修正ができなくなりますので固定する前に傾きや剥がれている部分がないか確認しておくとよいと思います。

体に傾きがある場合はヒダになっている部分が伸びていることが主な原因なので上図のように長めの短冊状の紙で引っ張るように接着すると改善します。
改めて解説のページを書こうと思いますがまずは簡易の説明でお許しください。
言い訳になってしまいますが試作時はそんなに気にはならなかったのですが製本版は紙が硬いので強く、傾きが出やすい印象です。
修正するパーツを制作しましたこちらのページをご覧ください。

最後に首輪を接着します。
フリーの状態では綺麗に配置できないという詰めの甘さが出てしまいました。
当初は初めに首輪は接着していたのですが頭と上半身を接着してしまうと首輪が掛けられないことに気付いて最後の方で直したのでクオリティが低くなってしまいました。
先に首輪を完成させて差し込む場合はある程度綺麗に配置できますが頭と上半身を接着する時に首輪を掛てから接着しないといけなくなってしまいます。
増刷する機会がありましたら改良したいと思います。

この様な形状にすれば接着しなくても差し込んで固定できたと思います。

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