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2020年に使用した道具

2021年ですがコメントで教えていただいた『ペーパーキレイ』という接着剤を使用してみました。
ボンドで有名なコニシ社の製品で成分をみるとエチレン酢酸ビニル樹脂となっていて木工用ボンドの酢酸ビニル樹脂と違いエチレンが入っているようです。

使用してみた感想は速乾タイプの木工用ボンドとさほど変わらない気がしました。
そこでコニシ社にお問い合わせで違いを尋ねてみました。エチレンが付加されていることにより、艶のあるコーティングされている紙の接着がしやすくなっているそうです。

自分がよく使用している普通の紙では差がそこまでないようです。なので違いがあまり分からなかったみたいです。
普通の木工用ボンドよりは乾燥が早いらしいですが速乾タイプとは変わらないらしいです。
乾燥後の硬さは柔らかいようです。

個人的にはノズルが細くて直接塗れて便利だと思いました。大きい面に塗った時に紙がヨレにくく使用感もよいと思います。実店舗ではあまり見ないので、購入はネットでヨドバシカメラがよいそうです。
情報ありがとうございました。

大きさが30cm位の強度がそんなに必要にならないペーパークラフトの制作に使用感の良い接着剤です。
乾くまでの時間も瞬間接着剤より遅いのであまり経験のない方におすすめできます。
値段も100円程度で50mlなのでとてもリーズナブルです。
注意点は硬化しても瞬間接着剤にくらべると柔らかいので強度がある程度必要な仏像の下半身部分などには不向きかと思います。(空也上人や阿修羅像の台座や脚など)
頭部や手などには使用できると思います。
弥勒菩薩像は全てこの接着剤で作っても大丈夫でした。(今は手元にないので耐用年数は分かりませんが3年程度では変化はありませんでした。)
耐水性は弱いので湿気には注意が必要です。
GORILLA ゴリラウッドグルーだと耐水性、速乾があるので今度使用してみます。GORILLAグルークリアを買ったら全く紙には向いてなく三滴使用でお蔵入りになりました。
フランクリン タイトボンド3も良いみたいです。

2020年11月22日追記
最新作の大日如来坐像を組立ててみたところ下図の接着剤の使用感が良かったです。試作で使用していた紙は木工用が一番使用感が良かったのですが今回印刷した紙にはこちらのほうが接着しやすいように感じました。
ダイソーの多用途のもので理由は分かりませんが良く接着できると思いました。
木工用が着きにくいと感じたら使用してみてください。

接着剤はいくつか試してみたのですが瞬間接着剤が作業効率が良く、丈夫にできると思いました。欠点は手についたのを剥がすのが面倒なこと、長時間の作業を数日するとくしゃみがでるのでマスクを着用か換気をしたほうがよいこと(よく分かりませんが、鼻の粘膜に接着剤の成分が付着するのではと思っています)。
湿気にも強く他に代替のものが今のところ身近にはないので暫くは使用の予定です。

アロンアルファは種類がいくつかありますがこの『木材の接着に』と表記しているのが一番接着しやすかったです。ホームセンターで20g600円程度でした。
欠点は使用していると出口の部分が詰まりやすくなってしまい使い難くなってしまうところです。

ダイソーの瞬間接着剤も種類がたくさんあるのですがこの『木製品 模型用』が一番紙を接着するにはあっていると思います。使用感はアロンアルファと変わらないです5gなので3個程度あれば一体は組み立てられると思います。
量も程よく一番無難な一品です、欠点は蓋の部分が壊れやすいことですが直ぐに使い切るなら問題ありません。

これもダイソーの商品ですが、多用途タイプなのになぜか一番強力な気がします。ただ少し手に着いただけでもくっついてしますので普段の使用は止めました。ピンポイントで使用しています。
ダイソーの商品は数年ごとにリニューアルしているみたいなのでパッケージのデザインや内容が今後変わっているかもしれません。

刷毛で塗るタイプの接着剤です。塗るのが面倒になので数回使用で二軍行きになってしまいました、多用途タイプなので接着力もいまいちでした。
ただ紙の裏側に塗って補強することができるのでその時に活躍しています。
先日、木材用もあったので使用はしていませんが人によっては一番よいかもしれません。

硬化時間が5分程度なので パーツの接着に使用しています。
粘度がつよいのでペーパークラフトの接着には使いにくかったです。
少し乾くとその部分がカスになってしまうのが不満なところです。
ハードとノーマルなものがありハードは硬化すると固くなりますのでパーツ同士の接着には適していると思います。

上のボンドと同じような使用感でパーツの接着に使えると思います。
ハードタイプはないようです。

金属の耳かきは主に指の入らないところで使用します、折れることがないので重宝しています。

割り箸は耳かきと同じようなことができるので代用したり長さを生かして手の届きにくい場所で使用しています。

楊枝は接着剤をのばしたり、指の入らない所で使用したりマルチに活躍します
弱点は直ぐに折れてしまうところです。蕎麦屋などに置いてある竹製の楊枝は丈夫でおすすめです。

細工用のカッターで細かい所で活躍するかと思い購入しました。
細かい部分の使用感はよいですが、ペーパークラフトのために買う必要はなさそうです。

ラジオペンチは指の入れづらい部分を強く押さえたり、折り目を付けたりするのに使用しました。
指先の力が弱い人にもおすすめです、ただギザギザ部分に紙を貼ったりしないと跡が付いてしまうので注意してください。
これはダイソーで購入しました。

最近はこのような道具を使って制作しています、参考になったのなら幸いです。

8 thoughts on “2020年に使用した道具”

  1. こんにちは。
    やはり強度を高めるためには木工用ボンドより接着剤の方が良いんでしょうか?
    接着剤は1度塗ると貼り直しが効かないイメージで、手が出せません。

    • こんにちは、木工用ボンドでも大丈夫ですけど瞬間接着剤の方が強度や湿気に対して強い感じです。
      剥がしてのりしろが薄くなっても再度接着すれば問題ないと思います。
      私も瞬間接着剤はあまり好きではないのですが耐久性があるので使用しています。強度は欲しい部分は使用して、そうでない部分は木工用でも良いかもしれません。

  2. 現在、大日如来坐像を作っています。
    以前、エプソンさんが無料提供して下さった、ゴジラや1/200の空母「赤城」などを作ってペーパークラフトの面白さが分かりました。大人のホビーのレベルですね。
    接着剤ですが、小西ボンドから出ている「ボンド・ペーパーキレイ」と言うのが有ります。これは紙専用で瞬間接着剤の様にくっつきます。そして神がよれよれにならない優れものです。同じような種類で「裁縫上手」というのがあり、こちらは何処でも売っているのですが、「ペーパーキレイ」はめったに見ません。私はヨドバシで買っています。
    それと、折り目を付けるのは、プラモデルのエッチングかーつを加工するための工具で、タミヤから出ている「BENDING PLIERS」という物が超便利です!

    質問ですが、完成後、強度を保つための塗装等の方法は無いですか?
    昔ながらの紙でできた張りぼての人形等にニスを塗ったような物が有りますよね。あんなイメージです。
    宜しくお願い致します。

    • ペーパークラフトを制作いただき誠にありがとうございます。情報もありがとうございます、早速試してみます。
      単純に強度を保つにはタイトボンド3などボンドを裏側に塗れば丈夫になります。ただ水性なので一気に塗ると紙が波打ってしますので注意が必要です。
      表面の場合はパジコのウルトラバーニッシュがよいかと思いますが直接ぬるので注意が必要です。
      スプレーを重ね塗りすればある程度の強度は出るかと思います。使用の際は目立たない部分でテストしてください。
      最近はあまり試していないのでもっと良い方法が有るかもしれません。

    • 大日如来等を作って今は阿修羅を作ってますが以前から製作したクラフトの完成後はスプレーニスをたっぷりと吹きかけ退色も防げます。硬化してホコリにも対応でき耐久性も上がり展示にも効果ありです。参考まで

      • 広瀬様
        参考になるご意見ありがとうございます、今後ともよろしくお願いいたします。

  3. 様々なペーパークラフトを15年ほど作っています(御社のものでは、空也上人立像と弥勒菩薩を制作)。接着剤は、パワーエースの『速乾アクリアstick』がベストだと思っています。先端が細いのと接着の際の柔軟さから、もっとも作りやすく感じています。

    • 内山様コメントありがとうございます。
      『速乾アクリアstick』もいいですね、特に容器が使いやすいです。
      中身を入れ替えて使用もしています。
      仏像も制作いただき本当にありがとうございます。

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